ジャコウアゲハ
今年度も元気にジャコウアゲハが飛んでいました。(令和2年5月13日) 学校南側の庭にジャコウアゲハが舞っていました。ウマノスズクサも元気に育っていました。
平成21年度の3年生の子ども達が、作成したページです。中太閤山小学校に生息するジャコウアゲハを紹介します。
ジャコウアゲハは、1年間に卵から成虫の変態を3~4回繰り返すめずらしいチョウです。それぞれの様子を詳しく紹介しています。
たまご
ジャコウアゲハの成虫が産んだばかりのたまごの色は赤色です。たまごはさきっぽのところがとんがってます。
日がたつと、たまごがせいちょうして、色がかわります。色は、赤からオレンジ、オレンジから黄色になります。ここが、ほかのちょうとちがうすごいところです。
つぶさないで、そっと見守ってください。
ジャコウアゲハの幼虫
幼虫は、黒と白と赤の色ももっています。
幼虫には、毒があるから、ほかの生き物に食べられることはありません。
ウマノスズクサを食べるので、そこをさがすと幼虫がいます。
さわるとオレンジ色の角を出します。いいにおいです。
幼虫はさしません。
いっしょうけんめい、さなぎになるじゅんびをして、生きています。
ジャコウアゲハのさなぎ
さなぎは黄色からオレンジ、緑っぽくなって黒になります。
成虫になる前、赤い体液をさなぎにのこします。
さなぎは10日前後で羽化します。
いつもは動かないさなぎも、さわるとびっくりしてにおいを出します。
成虫
オスとメスでは、羽の色やもようがちがいます。(真っ黒い方がオス、もようがはっきり見えるのがメス)
南の方のあたたかいところに生息しています。中太閤山小学校にもいます。
ほかのチョウとちがって、ふわふわととんでいます。毒を持っているので、鳥におそわれる心配がありません。
幼虫のえさになるウマノスズクサがなくなったら、50Kmもとんでいくことがあります。
死ぬまでに、たまごを200個産みます。産み終わったチョウは、羽がだんだんとぼろぼろになって死んでしまいます。そして死んだジャコウアゲハは、アリやクモなどに食べられてしまいます。かわいそうですが、こうして命がリレーしていくのです。